畳表の材料「い草」とは(その5)

今年は早くからの暑さと台風、水害で本当に自然の脅威は恐ろしいと感じている新関です。

さて、先刈りをしたい草の根元から3週間程で良い茎が伸びはじめ、2か月ほどで永さは150cmから160cmほどにまで成長します。そのため倒れてしまいますので、網張りという作業をします。

そしてこの網を藺草が成長すると同じように上にあげて倒伏を防ぎます。この作業が重労働です。

そして先刈りしてから2か月後、6月の後半から7月にかけて、「い草」を刈り取ります。

農家さんによって、やり方は色々ですが、まずは刈り取る場所の網をはずします。

そしてハーベスタという刈り取り機で「い草」を刈っていきます。

自動的に短い「い草」は除かれ、ある程度の束になって収穫されます。

それをパレットに移し、自宅に持ち帰り冷水で冷やします。そうしないと「い草」の表面に脂分が出て来て上手く乾燥できないそうです。

そして「泥染め」という作業をします。これは粘土を溶かした水槽に「い草」をつけることで、い草の表面をコーティングして、均一に乾燥できるようにする作業です。

泥染めした「い草」を翌日までかけて大きな乾燥機で乾燥させます。低温で乾燥させることによって畳のあの青色と香りが生まれてきます。

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