熊本八代い草刈り取り研修その3

翌日は朝3時半に起床して朝の4時から昨日乾燥させていたイ草を大型乾燥機から出して袋に詰め、倉庫に保管する作業です。作業手順ごとに追っていくとわかりにくいので、工程順にみてみますね。

まず刈り取ったい草はパレットに入れて作業場に運び、水をかけて汚れを落とし、冷やしておきます。こうすることで次の染土が付きやすくなります。

染土とは、瀬戸内海などから産出する粘土を乾燥させた粉末を水に溶かしたものです。粒子が細かい土なのでイ草表面に付着し、均一な乾燥と畳表独特の香りも染土を付けることによって生まれます。

その染土を付ける作業は農家さんによって違いがありますが、お邪魔した伊藤さんの所は「らくらく」という染土を付ける機械で作業を行っていました。私はい草を差し入れる作業を少しだけ体験させて頂きました。

染めたい草は再びパレットに並べて置きます。

染めあがったい草を次は大型乾燥機に並べます。乾燥すると小さくなるので同じ方向に倒れるように乾燥機に並べていきます。

乾燥は60度で15時間程度乾燥させて完全に水分を飛ばします。

乾燥作業は農家さんによっても異なりますが乾燥機の音が近所迷惑にならないように主に昼間行われます。

下の写真はほぼ感想が終わった段階です。

そして夜までい草を冷ました後、早朝4時から私たちが体験させて頂いた乾燥したい草を袋詰めして倉庫に積み上げる作業になっていきます。

この作業は染土の粉塵が舞うのでマスクが欠かせません。作業も3人以上で行うので通常はお手伝いの方を頼むのが普通のようです。

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