今回は菩提寺の改装工事に伴う新畳入れ替え工事に携わりました。
吉祥院さんは室町時代1470年創建の由緒あるお寺です。今回は来賓の方をお迎えする貴賓室の改修工事で新畳の工事をさせていただきました。
この建物は昭和2年に建てられたものですが今回はその改修工事です。10帖間二間と回り廊下を新畳で施工します。
作業は、工務店とは別に作業をさせていただきました。連休を挟んでおよそ3週間の作業でした。
まずは回り廊下を新畳にて作成しました、回り廊下は縁なし畳での施工です。まずは採寸したのですが、これがなかなか難しく時間がかかりました。
縁なし畳は縁付き畳とは作業が違うので難しい部分もあります。天然の目積表(通常の畳表の目幅よりも目の詰まった表)を使い、イグサが割れないように、またシミにならないように折り曲げていきます。
熊本県八代市の碇さんの目積表を使用しました。
下準備を念入りに行い、作業を進めました。そして一番大事な角の部分は最後に納めさせていただきました。
こちらは南西側から見た回り廊下です。
そしてこちらが南東側から見た回り廊下です。
サイズも京間サイズの畳を使用し、半畳サイズのところと、1畳サイズのところがあります。合計25枚の縁なし畳を納めました。