今回は埼玉県川口市のM.M様邸の畳表替えを行いました。M.M様邸は昔からの一戸建てのお宅で和室も結構あるようです。
以前はご主人が畳替えを取り仕切っておられたようですが、今回は奥様のご依頼で畳替えをいたしました。
お部屋は1階の十帖間で応接間としてお使いのようです。奥様は膝が悪いので和室は普段あまり使わないとの事でした。
畳のお部屋に入ると床なりがします。原因を調べたところ、床板が緩んでいたのと、畳縁に黒無地純綿縁をお使いで、前回の畳店が強めに入れたため畳縁がこすれて音が鳴っているようでした。
今回は畳の敷き詰めを調整し、また音鳴りが嫌だとおっしゃる奥様のリクエストでよく似たポリエステルの黒無地畳縁を使用しました。また敷き込み前に当店で床板が緩んでいる場所を多めにビス止めし、音鳴りはほとんどなくなりました。
今回の畳表は奥様がお茶をなさるということで、あおいクラスの畳表を使用しています。畳縁は申し上げた黒無地畳縁
でした。あおいクラスともなれば畳表であるい草の質と密度、粘りや農家さんの技術が素晴らしい畳表になっています。
今回の畳表は岩井種実さんが作られた畳表です。当店で半年以上熟成していましたのでしっかりしましたし、良い香りがします。
今回畳替えをしたのはペンシルべニアからお客様がお見えになるということでM.M様も大変喜んで頂けました。また海外からのお客様や、普段お使いになる時に、和室用の椅子とテーブルも最近売られているようですとお話しいたしました。せっかくきれいになった和室ですから十分にお使い頂ければと思います。M.M様この度はありがとうございました。